カロリーと栄養素
太る原因は、多すぎるカロリー摂取
人間が生きていくために必要なエネルギーを生み出すのは、食物中に含まれる3大栄養素、「炭水化物」、「たんぱく質」、「脂質」です。 そして、摂取カロリーが多いと、これを脂肪に変えて細胞に蓄え、消費カロリーが多いと、蓄えた脂肪をエネルギーに変えて消費します。痩せたり、太ったりするのもこの仕組みのとおりです。
摂取カロリー>消費カロリー |
体重は増える |
摂取カロリー<消費カロリー |
体重は減る |
消費カロリーには、基礎代謝と運動によって消費されるエネルギーの2つがあります。基礎代謝とは、生命を維持する上で、最低限必要なエネルギー。寝ていても、消費されるエネルギーのことです。消費カロリーのうち、基礎代謝が60〜70%、運動などが30〜40%といわれています。
消費カロリー内訳 |
基礎代謝 |
60〜70% |
運動など |
30〜40% |
この消費カロリーを増やす、もしくは摂取カロリーを減らすことで、体重のコントロールは可能です。ダイエットをするときは、自分の摂取カロリーと消費カロリーのバランスを一度見直してみましょう。
栄養不足で太る?
「炭水化物」、「たんぱく質」、「脂質」の他にも、ビタミンやミネラル、食物繊維……といったさまざまな栄養素が人間には必要です。 その数、実に46種類もあります! ところが、この必要な栄養素が足りないと、なんと脂肪がたまっていき、太ってしまうのです。なぜなのでしょうか? 実は、カロリーを摂取しても、それを消費するために必要な栄養素がないと、カロリーは使われずに脂肪となって蓄積されてしまうのです。
ですから、46種類の必須栄養素のビタミン、ミネラルやアミノ酸などをきちんと摂取して、効率のよいダイエットを心がけましょう。
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