食べ過ぎをコントロールするには?
食欲をコントロール ― 食欲中枢
食べ過ぎをコントロールしているのは、脳の視床下部にある食欲中枢です。食欲中枢は、自律神経に支配されています。食事をして血糖値が上がったり、胃の中に食べ物が入ったりということを感じて、「もう十分、食べたぞ!」という指令を出し、満腹感を与えてくれるのです。 人間は生きるために食べ物を食べます。食欲中枢は、生きていくために必要な栄養素を摂取すると満腹感を感じるのが正常です。
しかし、早食いやTVを見ながらの食事習慣などで、食欲中枢が狂ってしまうことがあります。食欲中枢が狂ってしまうと、なかなか満腹感を得られません。
食欲中枢を正常に
ダイエットをしたいと悩んでいる「太る体質」の人は、食欲中枢が正常に働いていないことが多く見られます。「食事をしたのに、まだ何か食べたい。」、「ついついお菓子を食べてしまう。」というのは、食欲中枢がおかしくなっている証拠なのです。
成功するダイエットを始めるには、まず食欲中枢の働きを正常に戻すことが必要です。正常に戻したいという意志はもちろん必要ですが、意志だけでは食欲中枢は元通りになりません。よく噛んでゆっくり食べ、“・・・ながら食い”をやめる。そして、カロリーが低い野菜やノンカロリーのこんにゃくなどの食品を毎食十分に摂って、より満腹感を得やすい工夫が必要なのです。
「痩せたい! …・・・だから、食欲中枢を正常にする!」
という強い意志とプラス・アルファの工夫と努力が必要です。
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